研究紹介

2022年03月

雪氷モニタリングセンサの新千歳空港実証実験開始

雪氷モニタリングセンサの新千歳空港実証実験開始

JAXAは、(株)センテンシアおよび三菱スペース・ソフトウェア(株)とともに、最新の雪氷モニタリングセンサシステムAirport GLASSを開発しました。
北海道エアポート(株)、日本工営(株)の協力を得て、2022年2月より新千歳空港の滑走路近傍にて積雪状況をリアルタイムでモニタリングする実証実験を開始し、2023年2月まで実施予定です。
本センサは、レーザ光を積雪へ照射、積雪内部での散乱光をカメラで撮像し、AI解析により積雪深や雪質を同定する仕組みで、実証用センサGLASSの6世代目となります。今回のセンサは、空港実運用を目指し埋設型で従来よりもサイズを10%削減し、積雪深や雪質の同定性能の向上が図られています。また、追加機能として防災科学技術研究所と共に積雪予測手法の研究にも取り組んでいます。